ノリックのIT生産性向上、ライフハック、プロマネのお仕事備忘録

IT系の仕事の事とか役立つツールとかプロジェクトマネジメントの事とかを記載していきます。

できるやつと呼ばれたくて

 社長から突然お年玉ぶくろをもらった。ん?なんだろうかと思っていたらバースデーカードだった。さすがに35歳を過ぎたあたりから自分の誕生日を華麗にスルーするのが習慣になり、しばらく立ってからあぁそういえば誕生日過ぎてたなということを繰り返している。まだなんとか青年と呼べる44歳に突入してしまった。当社では社員の誕生日に社長からメッセージカードをもらう習慣になっているそうだ。

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頂いたバースデーカード

 このことを友人に話したら、うちの会社ではそんなことは今まで一度もない。怒鳴られるばかりで君の会社はいい会社だねと言われた。確かに、社長から社員一人ひとりに心配りをしてもらえるということはありがたいことだ。企業にもよるのだろうが、中小企業の良いところの一つかなと思った。

 

 だがよく見るとあなたの活躍はまだまだ見えていませんよとも読める。うがった見方をしてしまっているだろうか?いや、自分でもまだまだ今の職場では暗中模索しており、社長の見立ても外れていないだろう。これからもっと周りから認められるためにはどのようにすればよいのだろうか?今までの社会人生活で突然現れたかと思ったら、その日からとんでもない成果を出し始める仕事のできるすごい人を何人か見てきた。そんな人達がどういう人だったのか思い出せば自分も早く成果を上げることが出来るのではないだろうか。

 

 

孫正義

わたしが新入社員としてCSKに入ってまだ数年の時である。当時ベッカムが大人気で、当時は若かったこともあり私もベッカムヘアにしていた。ベッカムヘアが何かわからない人に解説すると茶髪のモヒカンである。多分20代だった当時は傍からみるとこんな感じであったろう。

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20年前ベッカムヘアをしていた私のイメージ画像

当時は客先に常駐していて、お客様は外資系の会社だったこともあり、

「なかなかいけてるんじゃないw」

と好評だったのだ。しかし本社に立ち寄った際、当時の事業部長から気持ちが弛んでる。すぐ直してこい!と10分ほど直立不動で叱られたのだ。その30分後ぐらいに当時専務をしていた有賀貞一氏が孫さんと会っていたらしく、その資料の作成を私を怒鳴りつけていた事業部長がやっていたのだが、パワポのマスターの修正方法がわからず四苦八苦しており有賀さんから怒鳴られていた。

「世界の孫さんが待っているんだぞ!」

いつもニコニコして話してくれる有賀さんが怒鳴ったのを見たのは後にも先にもこのときだけだが、その有賀さんをも怒鳴らせる孫正義ってスゲー人だと思ったら20年後もやっぱりすごい人である。悪いけどすごすぎて参考にならない。

 

トラブルプロジェクトのPMになった他事業部の副本部長

 前の職場で担当していたプロジェクトが炎上していた。色々なところから人をかき集めてくるがなかなかプロジェクトが好転しない。そんな時に他の事業部で副本部長をしていた人がPMとして赴任してきた。そのトラブルプロジェクトは証券業界向けのシステムでその副本部長からすると畑違いの業界である。またPMの首をすげ替えてもだめなんじゃないのか?と私は疑っていたのだが予想は裏切られてた。

 

 とりあえず、なんでも数値化、人の一覧、タスクの遅れ、課題QAの消化状況、そしてそれらの遅れに専任の人を割り当ててはプロジェクトのキーマンをどんどん掌握していく。後でしったがITSS(ITスキルスタンダード PMレベル7)に認定されている大物だった。レベル5の私とは格の違いを見せつけられたのである。

 しかし今の私は中小企業向けのプロジェクトを担当しているので大規模プロジェクト管理のノウハウは活用できないが、データを活用するということは会社全体で見れば出来るのではないかと思う。ただ、どこの中小企業も似た問題があり、当社もご多分に漏れず、情報蓄積場所が散財していたり、収集データが非構造化されているなどの問題があるので、このあたりをスクレイピングやアプリケーション連携させて見える形にして成果を上げることはできそうである。

 

顧客の副社長

 で、そのプロジェクトのお客様である副社長がすごい。大手証券会社の情報システム子会社の社長をつとめ、とある証券会社の副社長をその当時はしていた。当初予定した納期ではどうにも間に合わないということになり、納期延期を申し入れに言ったときのことである。顧客が希望した機能拡張をやっていると納期に間に合わないのでとりあえずスコープをかな~~~り狭めた範囲にすれば間に合います!という報告をしに行ったのである。我々が作成したレポートを見た瞬間

「君たちには絶対無理だね!1年間もやってこんな進捗だったらスコープ縮めたって出来るはず無いね。既存システムの利用を延長するわ!もう一回検討してこい!」

と一蹴されてしまった。その時は私も私の上司の部長も、そのまた上司の副本部長も、そのまた上司の本部長も

「できるとおもうんだけどなぁ~~」

ってつぶやきながら変えたのだが、よくよく見積もりをしてみると

「やっぱり無理だわ!」

ってことが発覚。既存システムの利用を続ける副社長の案でお願いしますと平身低頭お願いしに行ったのである。やっぱり経営者の人ってリスクに対する感覚が半端ないねとみんなで言い合いながら、その既存システムの延命処置ですらプチデスマーチを起こしてしまった私は、今後トラブルのときには自分の力を過信しないようにしようと誓ったのであった。

 

結局あまり参考にならない

すごいと思う人はそれなりに出世している。あいつは仕事できるよね! って承認欲求がうずくのだが、世の中にはビジネス本が溢れ、色々なメソッドがテンプレート化されているが、環境が変わってすぐに成果を出すというのはなかなかに難しい。転職してすぐにまわりもビックリの成果を上げるって相当能力高い人だと思うのよ。私みたいな凡人は着実に一つ一つのプロジェクトをこなして時間をかけて成果を上げるしか無いかね。うさぎとカメのカメになれ!ってことかな。スーパーマンを目指さずに無知の知を自覚して努力するしかないかなと思ったバースデーカードでした。

 

無知の知について記事にしてみました。もしよかったらご覧ください。

www.norick-matsumoto.com