中小企業で生きていくシステムエンジニアが考えるライフハック・ITツール・投資、人生100年を生き抜く人生戦略、生産性向上をノリックが考える

中小企業で働くシステムエンジニアがライフハック、ツール、投資、人生100年を生き抜く人生戦略、生産性向上を語ります

中小企業に大卒新人がはいってくるのは夢のまた夢、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり

 2019/6/19(水)日経新聞の朝刊に衝撃的な数字が載っていた。従業員300人未満で8倍超えているってよ。74人しかいない当社はどうなるのやら。来年も新人教育を担当できるのか不安になってくる数字だ。

 

 

 

 

 

 

 沖縄で働いていた時に驚いたのは協力会社の人が

 新卒の採用したのですが、席を作ってやってくれないでしょうか。雑用でもなんでもやらせます。無償でよいのでなんとかお願しゃす!

 

といって入ってきた新人がなんと高卒であったことだ。首都圏で働いていたときにはさすがに高校卒業したばかりの新人さんにはお目にかかったことがなかったが、地方のIT会社では普通なのだろうか?話してみると流石に大学生との違いは歴然である。

 

 SI業界では毎年春になると決まってお願いされるのが新人の座席確保である。世の中ただほど恐ろしいことはない。人件費はただといってもその新人のために座席代がかかる。東京のちょっとよいオフィスだと一席5万円なんてのはザラだ。そしてパソコン代、ネットワーク代で+15000円ぐらいか。人件費はかからなくてもいるだけでそれくらいのコストは掛かるのである。

 そしてその会社の先輩達が新人の面倒を見るわけでその人件費も実際にはかかるのだが、協力会社の営業担当はそれは実績としてつけませんのでご安心をと言ってくる。四六時中見ているわけでもないので実態はわからないが、こちらとしては請負契約なので細かいとこまでとやかく言えるわけでもない。

 

 そして3ヶ月ぐらい経った時に

 

この前入れてもらった新人ですが、研修期間も無事におわりましてそろそろ無償ということも出来ませんので60万円ほどいただけないでしょうか!

という毎年の攻防が始まるわけである。しかし仕事がそこそこできた私はそんなことはお見通し! 新人の席を用意してくれと言われたときに

 

 いやぁ~~、座席代もかかりますし、去年入った新人さんがいい感じに成長してきたなと思ったら別のプロジェクトに異動させたじゃないですか。こちらとしても高い勉強代になりましたよ。それに入れて何ヶ月かしたらまた60万円くださいって言いますよね?  ね!

 

と相手の傷口に塩を塗りたくる勢いで攻勢にでるのである。私の前の会社は協力会社の人の残業にも気を使っていたのでそこそこ快適な環境であり、使っているIT技術もCOBOLなどでは無いため、協力会社の新人さんにも配属先として人気になっていたようだ。まあそれは大企業であった前の職場の話であるが。

 

 翻っていま勤めている中小企業でお世辞にも快適なオフィス環境というわけでもないし、給料が特別高いというわけでもない。300人未満の企業において一人の大学生に対して8.6社が内定を出すということである。就職氷河期の私ですら3社から内定をもらったことを考えれば、いま大学生だったら何社から内定をもらえているのだろうか?という妄想をしながら、そんな状況で複数ある内定先から今勤めている会社を選ぶ理由があるか真剣に悩むのである。

 

 どっかで読んだ記事だが、最近の大学生は大企業かどうかということよりも自分が成長できそうかとかやりがいが持てる仕事なのかを重視しているそうだ。就職氷河期だった私の場合、内定のあった会社の中で一番大企業だからという理由で選んだ選択基準と比べればどんだけ意識高い系なのよと思う。

 しかし、日本の状況が私の大学時代と比べればお世辞にも安心できるという状況でなく、自分の将来は自分がなんとかしなきゃだめだと最近の若い人は認識している人が多いのかもしれない。

 おっさんが一人で考えてもよくわからないので、ここ数年で入った若者たちになぜ今の会社を選んだのか聞いてみようかとおもう。

 

 私は転職活動をしていて、今の会社より大手の起業から内定をもらったし、提示された年俸も今の会社より高かった。仕事内容も面白そうな仕事だなと思った。それでも今の会社を選んだのは通勤が5分だからという理由なのだが。今年新人教育をした新人たちに聞いてみると意外にも

通勤距離が決め手になりました!

 

という人はいなかったのである。謎は深まるばかりだ。こんなことを書いてもよいのかどうか迷ったが、今の会社の人は私のツイッターアカウントを何回教えてもフォローしてくれないので枕を高くして寝ることができる。

 

 来年は新人取るのは困難ですから中途で入った私を大事にするように、さり気なく吹聴して回ることにしよう。

 

 

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武田信玄