中小企業で生きていくシステムエンジニアが考えるライフハック・ITツール・投資、人生100年を生き抜く人生戦略、生産性向上をノリックが考える

中小企業で働くシステムエンジニアがライフハック、ツール、投資、人生100年を生き抜く人生戦略、生産性向上を語ります

従業員に冷たい会社は株主にとって良い会社。20年前以上に言われたことだけど今でも通用するのか?!

攻めのIT企業銘柄事前予想に関する記事はこちらを御覧ください。
www.norick-matsumoto.com

 

 攻めのIT経営銘柄2019が発表されたが、それをみて愕然とした。さすがに今年はランクインしないと思っていた富士通が見事にランクインしていたのである。そういえば私がはじめて配属された先は証券会社システムを開発する部署で、客先に常駐していた。そこの証券会社の営業マンが言っていたのだが、

「従業員に冷たい会社は株主にとって良い会社なんだよ。だから君の会社は株主にとってはいい会社なんだよ」

と言われたことがある。

「え!」

そう言われると冷暖房も無い倉庫部屋で机もなく働いていたが、当時は新人だったのでそれが当たり前と思っていた。

 

時代は変わり従業員エンゲージメントが企業経営に重要だと言われていたのだが、ひょっとしたら従業員に冷たい会社は株主にとってはいい会社というのは今でも変わっていないのかもしれない。

当時のSI業界は(今でもそうかもしれないが)ブラックと呼ばれていたが、その中でもダントツな有名企業はトランスコスモスだった。トラコスにだけは転職するな!と当時言われたものである。今年の採用計画でもトラコスは700人も新卒採用する計画だとか。四季報を見ると平均年齢(36.2歳)[年]458万円 となっているから、だいぶ辞める人は減ったのだろうか。それにしても年収は低い。

株価はまあまあだ。従業員に冷たい会社は株主には良い会社か

f:id:norihiko_matsumoto:20190426212802p:plain

トランスコスモス マネックス証券のサイトより

 


富士通(二年連続攻めのIT経営)

 2018年10月に、2020年度内を目途にグループ全体で、5000人規模の配置転換を実施する方針を打ち出した。2018年12月から、「45歳以上の正社員」と「定年後再雇用従業員」を対象に、希望退職と、グループ内の配置転換を募集。
 配置転換は、人事や総務、経理などの間接部門から、成長分野のITサービス事業に振り向ける。早期希望退職には、2019年1月末までに2850人が応募し、3月末までに会社を去った。

 

確かに攻めてる! リストラ候補者をピックアップするような良いシステムを開発中なのだろうか。 受賞理由を読んでみたらやっぱりそうだった。

「人を中心に考えたヒューマンセントリックAI「ジンライ」なるものを開発しているではないか!いっしゅん地雷と読み間違えそうになったのは偶然だろうか。。

IT企業のベストプラクティスとしてまずは自社で効果を検証し、「どうですか、お客様。こんな便利なものがありますよ!」というフレームワークがある。本当にそれで成果を出したのだとしたら富士通株は買いかもしれない。

受賞理由
富士通は、世界中のお客様のテクノロジーパートナーとして、共
創によるデジタル革新に取り組んでいます。
最新のデジタル技術でお客様との共創によるデジタル革新を実
現するデジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc(メタアーク)」、
人を中心に考えたヒューマンセントリックAI「Zinrai(ジンライ)」、
組合せ最適化問題を高速で解くことができる新しいアーキテク
チャー「デジタルアニーラ」など、富士通の先端技術と様々な業
種・業態のお客様との取組のなかで得たノウハウに基づき、国、
自治体、民間企業、アカデミアとの共創による課題解決によって、
国際社会が目指すSDGsの実現に貢献していきます。


チャートも前回高値を超えられるかどうかというところまで来ている。リストラを好感したのか?

f:id:norihiko_matsumoto:20190426212310p:plain

富士通株価 マネックス証券のサイトより

 

エーザイ

●エーザイ(2018/10/25)/目標:2019年3月までに100人、2020年、2021年に追加予定
「45歳以上で勤続5年以上の従業員」を対象とする、早期退職を募集。100人程度の応募を見込んでいたが、2018年12月までに約300人の応募があった。
 募集期間は、2018年12月11日~21日で、2019年3月までに退職。今後さらに2020年3月末、2021年3月末に退職する追加の早期退職を想定している。同社は、「新卒採用を2倍に増やし、組織の若返りを目指す」と説明している。

若返れば良いのか?

 

受賞理由
約半世紀に渡って使ったレガシーシステムからの脱却とグローバル基幹業務システムの抜本的改革推進

タイトルだけ見てその後は見る気が失せた。基幹系システムを半世紀に渡ってつかっていた?それを今頃リプレースして攻めのIT経営ってどうかしているのか?周回遅れのIT経営企業という印象だ。株価も冴えない。レガシーシステムを再構築したら攻めのIT企業と審査した人もどうかしているぜ。

f:id:norihiko_matsumoto:20190426212608p:plain

エーザイ株価 マネックス証券のサイトより

 

 

しかしさすがにTATERUやレオパレスは選ばれてなくてよかったぜと思って、資料の下の方を見るとちゃっかりアンケート参加企業には加わっているではないか!あわよくば今年も攻めのIT経営銘柄に選ばれたかっただろう。そう言えばリストラを発表した会社で構成したヘッジファンドがあるという噂を聞いたことがある。私のような個人投資家は相手にしてくれないだろうが、リストラ銘柄に投資していくのもありかもしれないと思えてきた。

ただ、会社員としてみるとそういう会社には入りたくないものだ。45歳過ぎても必要な人間と思われるように不断の努力が必要だ。投資家も楽じゃないが、サラリーマンも楽じゃない。

 

健康優良経営の会社についても分析してみました。もしよかったら御覧ください。

www.norick-matsumoto.com