ノリックのIT生産性向上、ライフハック、プロマネのお仕事備忘録

IT系の仕事の事とか役立つツールとかプロジェクトマネジメントの事とかを記載していきます。

上司一年目の教科書を見て管理職3年やったわいが「はい、ろんぱ!」と思って読んだら逆に論破され、平社員に転生して新人研修講師になった話。~涙の最終回~

第一回

わい、新人研修の教官なる。慌てて人材教育の本を斜め読み~自分の頭で考えて動く部下の育て方~ - ノリックのIT生産性向上、ライフハック、プロマネのお仕事備忘録

 

第二回

新人研修の講師役を引き受けて、自分の頭で考えて動く部下の育て方知っているから大丈夫だろうと思ったら阿鼻叫喚 - ノリックのIT生産性向上、ライフハック、プロマネのお仕事備忘録

 

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書

 

 

新人研修講師役無事終了

 4月から入社した新人教育を今週で無事に終了することが出来た。最初は部長がついてくると言ったものだからどうなるのかと思ったけど、やはり人間が出来ているのか、それとも部長も「上司一年目の教科書]を読んでいたのか、一緒に研修には出てくれるものの、私が教えていてアプリの動かし方に手間取っていると部長に

(私)

部長、ここどうやったら登録できるんでしたっけ?

(部長)

ん~~、どうだったかなぁ~

 

と簡単に教えてくれないのである。私が「教えない」を教える研修をするつもりでいたのに、部長に逆に実践されているわけである。

 

 私が取り扱っているパッケージは販売管理なので、受注→出荷→売上→回収 という流れで業務が進んでいく。そこで受注をまず登録してもらおうと

(私)

じゃあ好きなように受注してみてね。

とみんなにお願いした。固まる新人たち・・・・。ん?

3分経過、みんな小首をかしげている。若者だし肩が凝っているわけではあるまい。

6分経過、まだ小首かしげている。私の教えたい衝動が抑えきれなくなってくる。

10分経過、我慢できなくなった私はちょっと質問をしてみることにした。

 

(私)

受注って何かわかるかな? 

反応がない。最近の若者はこんなにおとなしいのだろうか?

 

社会人になったらスピークアウトすることが大事だよ。うまく説明できなくても良い。わからなくても当てずっぽでいいからなにか言ってみて。

 

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スピークアウトのお手本を見せる

そこまで言ったららボソリボソリと話し始めた。決して上手い喋り方ではないのだが、自分の言葉でなんとか言おうとしているのがわかる。良い兆候だ。

何個か質問してヒントを与えると、受注するということはどのお得意様にどんな商品を何個、いつまでに届けなければならないかという注文を受ける事と理解できたようだ。

 

(私)

ではお得意様の情報を登録するような場所が見当たらないかな?

 

そしたら新人たちが、あ!これかも! って3人で相談しながらなんとなく作業進みだしたのである。そして一件登録するのに30分ぐらいかかったがなんとか彼らだけのちからで登録できた。

やっと一件登録できたのもつかの間、今度は意地悪をしてみることにした。

 

(私)

ごめんごめん、伝達ミス。さっき一個1000円って言ったけど100円だったわ。さっきの受注を修正しておいてくれるかな?

 

また三人でゴソゴソ相談しながらやり始めた。すでに私に質問しても応えてくれないというのはわかっているようだ。部長もニヤニヤしながら見ている。いつの間にか役員さんも観戦に訪れていた。新人たちが困っているのを楽しんでいるようだ。ドS集団である。

(新人)

出来ました!

お! いつの間にかスピークアウトも出来るようになっているじゃあないか。どれどれと覗き込むと金額ではなく数量が100個になっていた。ん~~と残念そうな顔をして去る私の演技もだいぶ板についてきた。

 

そんなこんなで初回の研修は終わったが、私としてはもっとみんなが発言すると良いなと思った。

 

ちょっと研修を改善

 

二回目の研修からの彼らに強制的に発言する機会を上げることにした。

・前回は何やったんだっけ?

・そうすると今日は何をすると思う?

・研修の終わりに感想を教えてほしいから考えておいてね。

 

最初の頃はあ~~う~~って唸っていた新人たちも、「あぁ、この講師の人、毎回絶対聞いてくるのね」とわかったのかそれなりに予習をしてくるようになった。研修を重ねると自分の言葉でだいぶうまく喋られるようになってきた。

 

そして新人研修最終回、勝手に盛り上がった私は金八先生の卒業スペシャル的な状態になるのではと予想しひそかに今日は卒業式だなと思いながら研修に臨んだ。そしてあと20分ぐらいで終了時間なるなと思った時、ではそろそろ卒業式にとおもったら部長が

ちょっといいか?

 

と言って喋り始めた。いままでほとんど喋っていなかったから相当溜まっていたのだろう20分をちょっと過ぎ、昼休みになってしまったため、部長の話を強制終了。特になんの感慨も無く研修最終回が終わってしまったのである。

勝手に金八先生の最終回並みの感動を予想していた私としては拍子抜けであった。

 

新人研修以外でもキャラ変わったかも

今まで一緒に仕事をしている人から質問があった際に簡単に答えてしまうことがなんどかあり、答えたあとで

しまった~~。簡単に答え言っちゃった。

と反省する事がおおかった。やっぱり本に書いている内容は読むだけではだめで、誰か別の人に教えたり、実践することで身について来るのだと思う。

今日も入社二年目の若者から質問をされた。

「どうしましょうか?AかBかどちらにするか決めてください。」

 

あぁ、これは簡単に答えたらだめなやつね。とりあえず

(私)

「ん~~ そうだね。困ったね。どうしたらいいかね?」

(若者)

「いや!設計したのは松本さんなので決めてほしいっす」

 

(私)

「そうは言っても実装するのは君だからね。AでやってもBでやっても最終的な結果はおなじになるよね?君だったらどちらを選択するの?」

おとぼけキャラが定着したか。 

 

(若者)

「簡単な方がいいっす。この場合Aでやるのが簡単っす。」

(私)

「Aでやることに不安はないの?」

(若者)

「無いっす。Aでやります。」

 

 私としてはなかなか良いやり取りが出来たぞ、と手応えを感じた。ただ、若者はどこか不満げだったのが気になったのだが。

しばらくはこのうっかり八兵衛役を演じてみるのも良さそうだなと思った。

あと、研修最後の日にあんまり話せなかったけどありがとうな!って新人3人にメールを出した。今の所返事はない。

ORZ

 

追伸 

篠原先生から激励のツイッターをいただきました。今まで何人もの後輩を教えてきましたが、教えるというのは難しいです。金八先生の言葉が響きますね

(金八先生 第二シリーズ)

みかんや機械を作っているんじゃないんです。我々は毎日人間を作っているんです!

そうだよな。システムを作る会社だけど、一人じゃ何も出来ない。よくよく考えたら学生を卒業して社会人になって教師というわけではないけども後輩が出来、毎日の仕事で人間を作っていたんだな、そしてこれからもそれは続くんだなとおもった。